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・『なりすましの鼠』全10話を見終えた正直な感想(前半はネタバレなし)
・リュ・ジュンヨルの1人2役がどれだけすごかったか
・グロは大丈夫?どんな人におすすめかの本音
・警告つきで、心に残った場面のネタバレ感想も
・最終回・結末がどうなるか(ハッピーエンド?後味は?)
この記事は前半がネタバレなし、後半が最終回・結末のネタバレありの二段構えです。ネタバレの前には必ず見出しで区切っていますので、まだの方は前半だけどうぞ。
結末だけ知りたい方は、目次から「【ネタバレあり】最終回で心に残った場面の感想」へ飛んでください。

全10話、見終わりました…!ずーっと展開が読めなくて、中盤でもまだわからなくて。最後でスッキリ!のタイプでした♡
📺 『なりすましの鼠』はNetflixで配信中
全10話を独占配信中(2026年8月現在)
Netflixで『なりすましの鼠』を見る →
※配信状況は変わることがあります。最新はNetflixの作品ページでご確認ください。
作品の基本情報
| タイトル | なりすましの鼠(原題:들쥐/英題:Mousetrap) |
|---|---|
| 配信 | Netflix独占(2026年8月28日〜) |
| 話数 | 全10話 |
| ジャンル | クライム・サスペンス |
| 主なキャスト | リュ・ジュンヨル(1人2役)/ソル・ギョング/イ・ギュヒョン |
| 監督 | キム・ホンソン(「ボイス」「客 THE GUEST」「呑金」) |
| 原作 | ウェブトゥーン「Field Mouse」(Ludvico作) |
まず一言|最後まで展開が読めないサスペンス【ネタバレなし】
こんにちは、アリエスです!Netflixで8月28日に配信が始まった『なりすましの鼠』、全10話を見終わったので、今回は正直な感想をたっぷり書いていきます。前半はネタバレなし、後半に警告線を入れてからネタバレ感想という構成なので、まだ見ていない方も安心して読み進めてくださいね。
最初に総合的な印象をひとことで言うと——「最後まで展開が読めなくて面白かった」。これに尽きます。
物語は、世間と関わりを断って静かに暮らす小説家ジェ・ムンジェが、自分とまったく同じ顔をした「鼠(野ネズミ)」に名前・身分・財産を丸ごと奪われるところから動き出します。「なりすまし」という設定自体はサスペンスの定番ですが、このドラマのすごいところは、視聴者に先を読ませてくれないこと。「ああ、こういう流れね」と思った次の瞬間には話がひっくり返っていて、中盤に入ってもまだ全体像が見えないんです。
普段ドラマを見ながら「どうせこうなるんでしょ」と先回りしちゃうタイプの人ほど、このドラマは楽しめると思います。私も中盤まで「え、どういうこと?」の連続で、答え合わせは最後の最後。見終わったときにスッキリできる作りになっているので、「回収されないまま終わるのでは…」という心配はいりませんでした。そこはちゃんと気持ちよく着地してくれます。

「どうせ○○が黒幕でしょ」って何回も予想したのに、全部外れました(笑)ここまで読めないドラマは久しぶり!
序盤・中盤・終盤で、こう印象が変わった【ネタバレなし】
見終わってから振り返ると、このドラマは3つの段階で印象がガラッと変わる作品でした。
序盤は、「同じ顔の男に人生を奪われる」という設定の不気味さに引き込まれる時間。予告編を見て想像していた以上に、じわじわと足元が崩れていくような感覚があります。「もし自分が『私は私です』と証明できなくなったら?」という問いは、身分証もスマホも他人に握られたら本当に詰んでしまう現代だからこそ、他人事じゃない怖さがありました。
中盤は、正直に言うと「わからなさ」のピークです。私も中盤の時点で「え、結局どういうこと?」と頭の中がハテナだらけでした(笑)。ただこれは脚本が散らかっているのではなくて、わからないまま引っ張られるのが気持ちいいタイプのわからなさ。次の話を再生する手が止まりませんでした。
終盤は、ここまで溜めた分の答え合わせ。詳しくはネタバレになるので後半に書きますが、「最後でスッキリ」型なのは間違いありません。途中で脱落しそうになっても、最後まで見てほしいドラマです。
監督は「ボイス」「呑金」のキム・ホンソン
演出を手がけたのは、キム・ホンソン監督。「ボイス〜112の奇跡〜」「客 THE GUEST」、そして2026年前半に話題になった「呑金(タングム)」など、緊張感のあるジャンル作品を撮り続けてきた監督です。
本作でも、追う・追われるの緊迫感の作り方はさすがの一言。「ずっと張りつめているのに、見るのをやめられない」というあの感覚は、この監督の得意分野なんだなと改めて感じました。「呑金」が好きだった方は、本作もハマる可能性が高いと思います(当ブログの「呑金」あらすじ記事もどうぞ)。
リュ・ジュンヨルの1人2役が、とにかく素晴らしい
このドラマの感想を語るうえで絶対に外せないのが、リュ・ジュンヨルの1人2役です。見終わった直後の私の感想はシンプルに「1人2役は、素晴らしかった!」でした。
リュ・ジュンヨルが演じるのは、隠れるように暮らす小説家ムンジェと、その人生を奪う謎の存在「野ネズミ」。実はこの1人2役、リュ・ジュンヨルのキャリアで初めての挑戦なんです(2026年8月20日の制作発表会で本人たちが語っています)。
同じ顔のはずなのに、画面に映った瞬間に「あ、こっちは野ネズミだ」とわかる。髪型や服装の違いだけじゃなくて、まとっている空気そのものが別人なんですよね。おどおどした目の演技と、ぞっとするほど冷たい目の演技を、同じ俳優が同じ作品の中でやってのける。この振り幅を見るだけでも、本作を見る価値があると思います。
リュ・ジュンヨルの公式インスタグラム
※リュ・ジュンヨルさんの公式アカウント(@ryusdb・認証済み)の投稿を、Instagram公式の埋め込み機能で表示しています。
ソル・ギョング&イ・ギュヒョン|脇を固める演技派たち
そして忘れてはいけないのが、共演陣の存在感です。
ソル・ギョングが演じるのは、金のためなら手段を選ばない闇金業者ノジャ。映画界を代表する演技派と、リュ・ジュンヨルは意外にも本作が初共演。追う者と追われる者が入り混じる関係の中で、ベテランの重みがドラマ全体をぐっと引き締めてくれています。
イ・ギュヒョン(「刑務所のルールブック-賢い監房生活-」「今、私たちの学校は…」)は、事件を追う刑事スニョン役。被害者ムンジェ、金を追うノジャ、法の側から追うスニョン——立場の違う3人が同じ「鼠」に向かっていく構図が、このドラマの緊張感の源になっています。
イ・ギュヒョンの公式インスタグラム
※イ・ギュヒョンさんの公式アカウント(@290_83・青バッジあり)の投稿を、Instagram公式の埋め込み機能で表示しています。
登場人物のおさらいは相関図でどうぞ
「誰が誰だっけ?」となったら、こちらの相関図を見ながらだと整理しやすいです。人物の関係を詳しく知りたい方は相関図・登場人物まとめの記事もあわせてどうぞ。

グロは大丈夫?こんな人におすすめ
正直に書いておくと、刺激の強いシーンが一部あります。流血などの描写が苦手な方は、少し身構えて見たほうがいいかもしれません。私の実感としては「結構グロいシーンもちょっとある」くらいの温度感です。
ただ、ジャンルとしてはホラーではなくクライム・サスペンス。怖がらせるための演出ではなく、物語の緊張感を支えるための描写という印象でした。
・サスペンス・スリラーが好きな人(いちばんおすすめ!)
・先の読めない展開にワクワクしたい人
・俳優の演技をじっくり味わいたい人(1人2役は必見)
・逆に、流血描写がどうしても苦手な人は注意

グロは「ちょっとある」けど、サスペンス好きさんならきっと大丈夫。それより先が気になって止まらなくなる方が問題かも(笑)
まだ見ていない方は、視聴後に戻ってきてくださいね
【ネタバレあり】最終回で心に残った場面の感想
ここからは、見終わった人向け。私が特に心に残った2つの場面について書きます。
最終回(10話)・屋上でハンバーガーを食べるシーン
このドラマ、基本的にずーっと誰かしらに追われている物語なんですよね。息をつく暇がないくらい緊張が続く中で、10話に訪れる屋上でハンバーガーを食べるシーン——ここが私はいちばんグッときました。
ずっと張りつめていた物語の中に、ふっと訪れる静かな時間。派手な演出があるわけではないのに、それまでの積み重ねがあるからこそ、何気ない食事の場面がこんなに沁みるんだと思います。緊張の連続だったからこそ効いてくる、静かな名場面でした。
結末|最後、交差点で別れるシーン
もうひとつは、物語の最後に描かれる交差点での別れのシーン。
あれだけ読めない展開を走り抜けてきた物語が、最後はこの場面で静かに幕を下ろす。ここまで一緒に走ってきた視聴者としては、なんとも言えない余韻が残りました。「最後でスッキリ」と書きましたが、ただ謎が解けてスッキリというだけじゃなくて、感情の面でもちゃんと着地させてくれる終わり方だったのが、この作品の良さだと思います。
そして、これは見終わった人にだけ言いたいのですが——実はきっちり全部が終わるわけではないんですよね。最後の最後まで、取り立てはやって来る。謎解きはスッキリ、でも彼らの生活は続いていく。この「完全なハッピーエンドにしない」さじ加減が、さすがだなと思いました。物語をきれいに畳みつつ、現実の手ざわりだけはちゃんと残していく——この終わり方だからこそ、余韻が長く続くんだと思います。

追われて追われての10話だったのに、思い出すのは屋上のハンバーガーと交差点。静かな場面が残るドラマって、いいドラマだと思うんです…!
【結末ネタバレ】このドラマが描いていたもの
韓国メディアで本作は「自分で自分を探す、命がけの追跡」というコピーで紹介されていました。見終わった今、このコピーの意味がすごく腑に落ちています。
名前も、顔も、身分も、財産も奪われたとき、それでも残る「自分」とは何なのか。犯人捜しのスリルで最後まで引っ張りながら、その奥にはこの問いがずっと流れていて、だからこそ屋上や交差点のような静かな場面が胸に残るんだと思います。リュ・ジュンヨルが2役とも演じていることが、そのまま「自分とは何か」というテーマの仕掛けになっている——この構造に気づいたとき、1人2役という挑戦の意味がもう一段深く見えてきました。
アリエス的評価まとめ
・先の読めなさ:★★★★★(中盤でもわからない!)
・キャスト・演技:★★★★★(1人2役が圧巻)
・見やすさ:★★★☆☆(刺激強めのシーンあり)
・総合:★★★★☆ サスペンス好きなら迷わずおすすめ!
【なりすましの鼠】よくある質問
Q. 最終回・結末はどうなりますか?(ネタバレ)
A. 謎解きはきちんとスッキリ解けます。ただし完全なハッピーエンドではありません。物語は交差点での別れの場面で静かに幕を下ろし、最後の最後まで取り立てはやって来る——謎は解けても彼らの生活は続いていく、という終わり方です。くわしくは、この記事の「【ネタバレあり】最終回で心に残った場面の感想」の節で書いています。
Q. ハッピーエンドですか?後味は悪いですか?
A. 完全なハッピーエンドにはしない、というさじ加減の終わり方です。ただし後味が悪いわけではなく、感情の面でもちゃんと着地させてくれます。余韻が長く残るタイプの結末でした。
Q. 最終回でいちばんの名場面はどこですか?
A. 追われ続ける10話だったのに、見終わって思い出すのは屋上でハンバーガーを食べる静かな場面と交差点の別れでした。派手な場面ではなく、この2つが残ります。
Q. 全何話ですか?一気見できますか?
A. 全10話です。Netflixで2026年8月28日から全話一挙に独占配信されています(2026年8月現在)。1話ずつ止めるのが難しいタイプの作品なので、時間に余裕のあるときに見はじめるのがおすすめです。
Q. グロい・怖いシーンはありますか?
A. 実際に全話見た感想として、刺激の強いシーンが一部あります。ただしジャンルはホラーではなくクライム・サスペンスで、超自然的な怖さはありません。サスペンス系が好きな方なら楽しめると思います。
Q. 原作はありますか?
A. ウェブトゥーン「Field Mouse」(Ludvico作)が原作です。ドラマ版は「ボイス」「客 THE GUEST」「呑金」のキム・ホンソン監督が手がけています。
Q. リュ・ジュンヨルの1人2役とはどういうことですか?
A. 小説家ジェ・ムンジェと、その人生を奪う謎の存在「野ネズミ」の2役を、リュ・ジュンヨルが1人で演じ分けています。本人のキャリアで初めての1人2役です(2026年8月20日の制作発表会で発表)。
まとめ|「読めないサスペンス」を探している人へ
『なりすましの鼠』は、最後まで展開が読めないことと、リュ・ジュンヨル初の1人2役という2つの武器がとにかく強いドラマでした。刺激強めのシーンには注意が必要ですが、サスペンス好きならまず後悔しないはず。
そして見終わった後に残るのは、意外にも派手な場面ではなく、屋上や交差点のような静かな時間。緊張と余韻のバランスがいいドラマです。週末にまとまった時間が取れる方は、ぜひ一気見で走り抜けてみてください。最後まで見た方は、ぜひこの記事のネタバレ節に戻ってきて「わかる〜!」ってなってもらえたらうれしいです(笑)
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